NAOYA氏がセレクトセールでノーザンファームの良血牡馬を3000万円で落札した戦略を解説。血統だけでなく馬体データや競りの心理戦を駆使し、お買い得な馬を見極めるための具体的な手法と、その背景にあるNAOYA氏の哲学を深掘りします。
セレクトセールとは? NAOYA氏の挑戦と成功
夏のビッグイベント「セレクトセール」の概要
セレクトセールは、日本最大級の競走馬の競り市です。毎年7月に開催され、高額な取引が注目を集めます。上場されるのは、0歳(当歳馬)と1歳(1歳馬)の馬たちです。
naoya氏によると、セレクトセールでの価格は、一口馬主クラブであるサンデーレーシングの募集価格の約1.5倍から2倍が目安となることが多いそうです。この価格帯の傾向を理解することが、戦略的な落札の第一歩となります。
NAOYA氏の落札馬「クリスプの2025」とは
naoya氏は2023年のセレクトセールで、ノーザンファーム産の当歳牡馬「クリスプの2025」を3,000万円で落札しました。この馬は、お兄さんがG1馬、お母さんもG1馬という非常に高い血統背景を持つ良血馬です。
naoya氏のYouTube動画では、いかにしてこの3,000万円という価格で、お買い得な馬を落札できたのか、その戦略が詳細に語られています。動画内での発言では、naoya氏がこの馬を落札するために、20頭近くの馬に対して競りに参加したとのことです。
NAOYA氏のセレクトセール戦略:予算とターゲット設定
サンデーレーシング価格を基準とした予算上限設定
naoya氏は、自身の馬主としての**「おきて」として、サンデーレーシングで募集された場合の価格を想定し、その価格を超えては買わないというルールを設けています。これは、セレクトセールでの価格がサンデーレーシングの1.5倍〜2倍**になる傾向があるため、サンデーレーシングの価格以下で落札できれば「めちゃめちゃお買い得」という判断に基づいています。
この基準により、naoya氏は自身の予算上限を明確にし、冷静な競りを心がけています。感情的になりがちな競りの場で、事前に設定した予算ラインを守ることは、無駄な出費を避け、長期的な馬主活動を継続する上で不可欠です。
当歳牝馬から牡馬への転換理由
naoya氏は当初、当歳牝馬(0歳のメスの馬)をターゲットにしていました。牝馬は競走馬としての引退後も繁殖牝馬(お母さん馬)として価値があるため、**「2回目の夢」**を見られるというメリットがあるからです。
しかし、今回のセレクトセールでは、ノーザンファームの牝馬が全体的に高騰しており、naoya氏の予算ラインでは落札が難しい状況でした。そこで、naoya氏は戦略を転換し、牡馬(オスの馬)の中でも特に**「穴馬」**となりうる馬に注目しました。柔軟な戦略変更も、セレクトセールで成功するための重要な要素と言えます。
NAOYA流!馬体と血統データの見極め方
血統だけではない「馬体重」と「成長率」の重要性
セレクトセールでは血統が重視されますが、naoya氏はそれだけでは判断しません。特に当歳馬の場合、成長過程が重要だと考えています。naoya氏は、馬の出生体重と**現在の体重の比率(成長率)**を重視し、独自の基準で馬を評価しています。
馬体重のデータは、馬が健康に成長しているか、将来的な馬格(体格)のポテンシャルがあるかを判断する上で重要な指標となります。naoya氏によると、血統はほとんど見ていないとのことですが、これは血統で高い評価を受ける馬が高額になりすぎるため、あえて血統以外の指標で「お買い得」な馬を見つけるための戦略と言えます。
イメージ評価が低い「穴馬」の探し方
naoya氏は、血統のイメージだけで評価が低く見られがちな馬の中に、隠れた逸材がいると考えています。例えば、ドレフォン産駒の牝馬は、勝上り率(競走馬として勝利する確率)や重賞馬率(重賞競走で勝利する確率)が非常に高いにも関わらず、特定のイメージから安く見られがちだとnaoya氏は指摘します。
naoya氏によると、ドレフォンの牝馬の勝上り率は40%以上と非常に高く、これは血統の良さが十分に反映されていない価格設定になっている可能性を示唆しています。こうした「ガチで悪くないのに、イメージで評価が低い」馬が、naoya氏の狙い目となります。血統表だけでなく、馬体やデータから可能性を見出すことが、真の「お買い得馬」を見つける鍵となります。
セレクトセールで競り勝つための心理戦術
「金持ちが来ないゾーン」を狙う競り方
naoya氏は、競りに参加する他の馬主の心理を読み、**「金持ちが来ないゾーン」**を狙って競りを行います。具体的には、イクイノックスのような超高額馬には最初から手を出さず、中盤から後半にかけて、他の大口馬主が手を出しにくい価格帯の馬に集中します。
naoya氏によると、セレクトセールでは、競走馬として期待値の高い馬の価格が高騰しやすく、それに伴い競りもヒートアップします。このゾーンで、他の馬主が予算を使い果たしたり、諦めたりするタイミングを見計らうことが重要です。また、後半の競りでは、ノーザンファームの関係者も早く帰りたいという心理が働き、ハンマーを早く落とす傾向があるため、よりチャンスが生まれるとnaoya氏は語ります。
相手を欺く「裏手から一気上げ大作戦」の全貌
今回の落札でnaoya氏が用いたのは**「裏手から一気上げ大作戦」**です。これは、まず小刻みに金額を上げて相手を油断させ、相手が「この人はどこまでも競ってくる」と思った瞬間に、一気に高額を提示して落札するという心理戦術です。
今回の落札では、2,000万円からスタートし、2,100万円、2,200万円と小刻みに競り合った後、一気に3,000万円を提示しました。この際、競りを行うハンマーマンもnaoya氏の意図を汲み、**「3,000万円ですか?お取りします!」**と大きな声で確認することで、他の参加者にプレッシャーを与えました。naoya氏によると、この一気上げにより、相手は「これ以上競っても無駄だ」と感じ、落札を断念したとのことです。
NAOYA氏の落札哲学:Win-Winの競りとは
自分と相手の立場に立つ「人間関係」の重視
naoya氏は、競りにおいても**「人として、自分がやられて嫌なことはしない。自分がやられて嬉しいことは可能な限りする」**という哲学を持っています。これは、競り相手や関係者との良好な関係を築く上で非常に重要であり、長期的な視点で見れば、馬主活動全体の成功に繋がります。
naoya氏は、競り会場では関係者とのコミュニケーションを重視し、馬を見る際には調教師の意見も参考にしています。この人間関係の構築が、セレクトセールのような高額な取引の場においても、信頼と円滑な進行を可能にしていると言えるでしょう。
「お買い得度」を最大化するNAOYA氏の視点
naoya氏の最終的な目標は、あくまで「お買い得」な馬を落札することです。これは単に安く買うという意味ではなく、将来的な価値を見越して、価格以上のポテンシャルを持つ馬を見つけることです。naoya氏は、セレクトセールでは「誰もが平等にチャンスを与えられている」と考えており、その中でいかに賢く、戦略的に動くかが腕の見せ所だと語ります。
例えば、血統が良くても馬体が小さい馬や、イメージが先行して過大評価されている馬は避けるなど、多角的な視点から馬の価値を判断します。今回の落札馬「クリスプの2025」も、naoya氏の独自の評価基準と戦略が組み合わさった結果、3,000万円という価格で、非常にお買い得な良血馬を手に入れることができました。
セレクトセールで共有馬主が狙うべき「お買い得馬」
セレクトセールと一口馬主クラブの価格差
naoya氏の戦略は、一口馬主クラブの募集価格を参考に予算を設定するというものでした。セレクトセールで落札された馬が一口馬主クラブで募集される場合、落札価格に輸送費、育成費、保険料、クラブの手数料などが加算され、最終的な募集価格はさらに高くなります。
そのため、セレクトセールで直接購入することは、一口馬主クラブを通じて購入するよりも、理論上は費用を抑えられる可能性があります。特に、naoya氏のように「お買い得度」を重視した戦略が成功すれば、より高いコストパフォーマンスを実現できるでしょう。 費用ガイドも参考に、購入方法を検討しましょう。
地方競馬やダート馬におけるチャンス
セレクトセールには、将来的に地方競馬やダート戦線での活躍が期待される馬も多く上場されます。naoya氏によると、血統が芝向きでなくても、馬体や成長率が良いダート馬は、高額になりがちな芝の良血馬と比べて、比較的安価で落札できる可能性があります。
特に、地方競馬は中央競馬に比べて賞金体系が異なるため、適切な馬を選べば、共有馬主として安定した収益を期待できる場合もあります。naoya氏も、過去には地方競馬で活躍する馬の馬主として成功を収めています。 共有馬主とはのページで、共有馬主のメリット・デメリットを詳しく解説しています。
まとめ
naoya氏のセレクトセール落札戦略は、単なる運任せではありません。徹底した事前準備、独自の馬体評価、そして競りにおける心理戦術、さらには人間関係を重視する哲学が組み合わさった結果です。
特に、サンデーレーシングの価格を基準とした予算設定、馬体重と成長率による「穴馬」の見極め、そして「裏手から一気上げ大作戦」は、セレクトセールで「お買い得」な馬を狙う上で非常に参考になるでしょう。
馬主を目指す方、特に共有馬主として夢を追いかけたい方は、naoya氏の戦略を参考に、ぜひ自分なりのアプローチを見つけてみてください。
よくある質問
Q1. セレクトセールで馬を落札するための最低予算はいくらですか?
A1. 動画内でnaoya氏は、今回落札した馬の価格が3,000万円であったことに触れています。ただし、これはnaoya氏の戦略と馬のポテンシャルを考慮した結果であり、セレクトセール全体では数百万から数億円まで幅広い価格帯の馬が取引されます。特に良血馬や期待値の高い馬は高額になる傾向があります。
Q2. 血統が良くなくても良い馬を見つける方法はありますか?
A2. naoya氏は、血統だけでなく、**出生体重と現在の体重の比率(成長率)**を重視する独自の基準で馬を選定しています。イメージだけで評価が低い馬の中にも、能力的に優れた「穴馬」がいる可能性があるとnaoya氏は語っています。馬体や歩き方、健康状態なども総合的に判断することが重要です。
Q3. 共有馬主としてセレクトセールに参加するメリットは何ですか?
A3. 共有馬主としてセレクトセールに参加することで、一人では手の届かない高額な良血馬を共同で所有できる可能性があります。naoya氏の戦略のように、一口馬主クラブよりも費用を抑えて馬を入手できる場合もあります。また、馬主としての経験や喜びを複数人で分かち合えることも大きなメリットです。
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naoya
JRA馬主 / うまポイ共有オーナーズ運営者
JRA馬主、NAR馬主として中央・地方あわせてブルーの冠名で複数頭を所有。一口馬主(サンデーレーシング・シルクホースクラブ・キャロットファーム等)を経て馬主資格を取得。共有馬主クラブ「うまポイ共有オーナーズ」を運営。

